ビカクシダ属(Platycerium)は、樹木に着生しているシダの仲間で、東南アジア、オセアニア、南アメリカ、アフリカの熱帯気候で生育しており18種類の原種が存在します。
2タイプの葉をもつことが特徴
①株元に張りつくように出た「貯水葉」
②シカの角のような形で、先端に胞子嚢(ほうしのう)群をつける「胞子葉」
貯水葉・・・株元に広がるように展開していく葉。伸びはじめは緑色で次第に枯れていき茶色に変わります。
貯水葉は水分を保持する役割があリます。
胞子葉・・・鹿の角のように伸びる葉。品種によって形は様々で左右に広がったり、上に立ち上がったり、
下に垂れ下がったり種によって、個によっても違ったりするので沼る要因です。
成長していくと、写真はありませんが胞子葉の裏に『胞子』をつける種もあります。
生長点・・・株の中心にあります。一番大切な期間で『リゾーム』と呼ばれます。
全ての葉はここから発生し、根も生長点の内側から伸びていきます。
ここを傷つけると命取りになりますので、板付する場合は注意です。
購入する場合なども生長点を見て判断すると失敗を減らす要因になります。
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