ビカクシダの自生地について②

植物

オセアニア

オーストラリアは年間を通して降水量は少なく世界の中でも南極を除き最も乾燥した大陸。

気候帯は様々で熱帯性から温帯性まで変化に富みます。比較的日本に近い傾向にあるそうです。

  • オセアニア
    1. ウィリンキー
    2. ベイチー
    3. ビフルカツム
    4. ヒリー
    5. スパーバム

この5種類がオセアニア地域に植生するビカクシダです。

それじゃあ1種類ずつ見ていこう〜!

①ウィリンキー

インドネシアジャワ諸島などが原産のビカクシダ。

貯水葉は幼い株の時は、丸い形を示します。成長すると上部に切れ込みが入り冠のように広がります。

胞子葉の特徴は細長く、複数分岐して垂れ下ります。葉の表面には星状毛という白い毛がつきます。

日本での栽培下では、乾燥には強いが、冬の寒さには弱くなってしまいます。

光を好むタイプですが、直射日光は避け、遮光して当てるのが一番。風通しも大切。気温が15℃以下になるようなら室内にいれ冬越しの準備を行います。10℃以下になると成長が鈍るので水やりは控えめに乾燥気味にします。

②ベイチー

オーストラリア東部とニューカレドニアの樹木や岩盤に自生します。ベイチーの魅力は白い胞子葉!!!

白い原因は星状毛で、強い日差しから葉を守るためと水分蒸散を防ぐ働きがあります。オーストラリアは乾燥しやすいため理に適っています!!

植物ってえらい!!!

ベイチーの特徴は、、、

天に立ち上がるような胞子葉。

鋭い切れ込みが入る貯水葉。

育成ポイント

日本の暑さ、寒さに強い!

日光は強めでもOK!(暗い場所はNG、形が悪くなってしまう)

冬でも15℃以上を保てば成長します。子株もつきやすく、繁殖させやすい。

初心者におすすめ!!!

③ビフルカツム

ビカクシダ入門種の代表株。一般的な園芸店でも販売されていることも多い株。

オーストラリアの東海岸沿いに幅広く自生。

ビフルカツムの特徴は、、、

胞子葉は大胆に分岐。太陽に向かって伸びる特性があります。

貯水葉は上端が浅く切れ込んだ葉に成長します。

育成のポイント

栽培環境への適応力が高く気温の上下、日光の強弱にも慣れやすい。

特に寒さに強い。10℃以下でも太陽に当てれば成長します。

日当たり、風通し、適切な水やりをすることで美しく育てることができる品種。

④ヒリー

オーストリア北部原産。

性質はとても丈夫。

ヒリーの特徴は、、、

胞子葉は、濃い緑なことが多い。

肉厚で葉の先端が幅広い太陽に向かって上に伸びるが葉の重さで徐々に垂れ下ります。

貯水葉は、切れ込みがなく綺麗な丸い形をしているのが特徴。

育成ポイント

星状毛が少ないため葉焼けに注意。

風通しをよくする事で葉焼け対策になります。

比較的寒さにも強い。

水やりは根が乾いたらたっぷりあげる。夏場の蒸れには注意。

⑤スパーバム

オーストリア北東部を中心に自生します。

日本の暑さ寒さにも強い育てやすい品種。

スパーバムの特徴は、、、

十分に成長しないと胞子葉は出さない。

細長く垂れ下がる胞子葉が出てきます。

育成ポイント、、、

強い光、弱い光にも対応。

10℃以上を維持する環境で育てると良い。

子株ができないタイブなので胞子培養で行う。

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